アルゼンチンで味わった死の恐怖

 

自分はアルゼンチンでの数ヶ月携帯を取られ

現金は3回盗まれた。


銃声も聞いた。

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家の前でナイフで通行人が刺されるという

強盗があったらしい↑↑↑


チームメイトや住んでいる同部屋の仲間などから

お金を盗られた。


喧嘩腰に聞くと殺されるんじゃないかと思うぐらいの勢いで怒鳴られた。


周りの信頼なんてゼロだった。


あの時、不信感や恐怖で自分は心が壊れそうだった。精神がおかしくなりそうだった。


練習場に行く時バスが時間通り来ない事はほとんどだった。


結局往復5時間かけて練習場まで歩いたりした。


なぜなら携帯がないから何も調べられないしスペイン語なんてわからないから死ぬほど苦労した。


夜真っ暗で野犬に追っかけられたり、スラム街に入ってしまった時は死ぬかと本気で思った。


これ死ぬ可能性あるなと何度思ったことか。

不安と疲労と緊張の毎日だった。


こんな経験した日本人いないと思う。

帰国してから色々考えた。


正直日本は必要以上に便利で豊かすぎる。

だからこそ大切な事を皆忘れる。


自分もそうだった。


自分の周りにある幸せを見ないくせに自分の周りにない幸せが無いから不幸と嘆く。

 


ないものを求めるよりもまずは周りにある

あたりまえに居てくれる存在、あるものを

大切にすべきではないのか。

 


それを考えた時、自分達にはもっと優先してやるべきことがあるのではないのか。

 


死にそうな経験、貧困を見たからこそ心の底から色々な事を考えれるようになった。


たぶん感性がより鋭くなった。


辛かった苦しかったアルゼンチンでのサッカーや生活に自分は感謝している。


うまくまだ言語化はできないけれど、これから1人の人間として成長するために必要な何かを知れた気がした。


なんとなくサッカーも、もっと成長できるような気がしている。


ありがとうアルゼンチン。

この経験を無駄にはしない。

 

してはいけない。

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