【あの日の僕じゃない】


2018年大学4年生。

自分はプロになる事しか頭になかった。


遊び、テレビ、ゲーム、漫画と全ての娯楽

を遮断してサッカーに打ち込んだ。


サッカー以外何が楽しかったかと聞かれるとご飯食べてる時ぐらいしか思い浮かばない。


これが正しかったとは思わないけどそれぐらい

必死で本気だった。


本当にまっすぐ愚直にサッカーに取り組んだ。


様々なJのチームに練習参加した。

日本の端から端まで話があれば飛んでいった。


しかし望むチームに中々返事が貰えなかった。

練習参加で結果が残せない度に自分が嫌になり自信がなくなっていった。


それでも頑張ろうともがいた。今でも鮮明に覚えているけどめちゃくちゃ焦っていた。


たぶん疲労や焦り、様々なストレスもあって滅多に怪我をしない自分が右足の靭帯を損傷した。


この日は1人暮らしの家で声を出して泣いた。


サッカーしかしてこなかった自分がサッカーができなくなり全てを否定されたようだった。


死ぬほど悔しかった。


そして自分は海を渡る決断をした。

この時から自分の海外サッカー挑戦が始まった。


クロアチア、アルゼンチン、ドイツ、セルビアと色々な国へ行ってサッカーした。


これらで苦労した事を書くとものすごく長くなるのでまた別で書こうと思う。


あれから3年。


自分は変わったと思う。色々な国でサッカーして経験して学んで成長した。1人の人間としても。


そして今日自分はJの練習参加をする。

昔打ちのめされた記憶が蘇る。


あの日から自分はどれだけ変われたのか。

あの日から自分はどれだけ成長したのか。

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もうあの日の自分ではない。

人生に新たな1ページを刻む。